「ユニット」という捉え方
こんにちは〜。
グロッケンです。
今回は「ユニット」について考えてみたいなと思います。
サッカーという競技では11人対11人という、スポーツの中ではかなりの多くの人数が参加するものになっています。
それだけ複雑性が増すわけですね。
ではサッカー選手は自分以外の10人の味方の位置を完璧に把握できるかというと、そうはいきません。
さらに11人全員がボールに直接的に関与することも難しいです。
そこで大切になってくるのが「ユニット」だと思います。
このユニットの考え方は、そんなの分かってるよという人の方が多いと思います。
今さらユニットの概念を説かれたって何にも変わらないと。
しかし、僕はユニットという考え方を追求していくことはチームを設計する上でもサッカーなどのゴール型ボールゲーム(と勝手に呼んでるバスケやハンドといった類のスポーツ)の戦術を追求する上でもとても大切だと思っています。
分かりやすい例を一つ挙げましょう。
こちらのツイートにある動画をご覧ください。
むしろフットサル!!(とフットサル好きは声を大にして言いたい)
— グロッケン(桐灰) (@giriguro) 2018年11月9日
バスケは名前あるんかなー
フットサルも一個の名前じゃ無理だけど現象としては
ピヴォ当て→パラ抜け→サイ→1個飛ばしからのパラレラ(まあどっちかといったらインナーラップだけど)
って感じですな
それにしてもまじでフットサルっぽい https://t.co/cjfpXjgD6u
めちゃくちゃ綺麗な崩しですねー。
しかし、ここで僕が色々言ってる通りこの一連の連携はフットサルではある程度言語化されています。(サッカーではどれくらい浸透しているかは知りません)
そのため、僕はこの攻撃はグアルディオラ(攻撃側のチームの監督)がチームに仕込んだものだとほとんど確信しています。
そこで大切になってくるのが「ユニット」なんです。
この動きはどんな場所でも行えるわけではありません。
相手のディフェンスのシステムであったり、自チームのシステムであったり。
色々な条件があり、簡単にどこでも誰でもポンポンとやるのは相当な熟練度が必要になります。(フットサルの場合人数が少なくユニットとしての熟練度が高くなるので、レベルが高い人達だと動画くらいのものは割と即興でできたりする)
そこでユニットの登場です。
先程の動画をしっかり見てもらうと分かるのですが、なんと崩しを行うのに関与した人数はたったの3人です。
つまり3人のユニットとして動きを仕込むことによって、選手たちは高いレベルでの崩しを行うことができるのです。
いやいや、そんなん当たり前やん。
しかし、この当たり前がめちゃくちゃ大切なんです。
例えばサッカーの指導者をしているあなた。
サイドでの3人での崩し方を何通り挙げることができますか?
そんなんアドリブで創発出来ればええねん。
ドリブルで突破して何とかするんや!
みたいな極端な人は少ないと思いますが、以外とぎくっとしたんじゃないでしょうか?
例えばもしあなたがパスサッカーをしたいのであれば、パスでの崩しを体系的に理解する必要があります。
※この体系的にというワードは以前の記事に通ずる部分があるので興味のある人は是非
ユニットという考え方は決して目新しいものではありません。
普段から当たり前のように使っています。
〇〇コンビ
△△と◻︎◻︎のホットライン
しかし今のサッカー界はここで止まってしまっているのが現状だと思っています。
これからはどんどんとこのユニットへの考え方が発展していくと僕は予見しています。
バスケットボールでは既にこのユニットという考え方は当たり前のように浸透しているかと思います。
例えばトライアングルオフェンスでは主に片方のサイドでの3角形(による3人組)と、その逆サイドに有り余るスペースを活用する2人組といった形でユニット化されています。
フットサルでも、クワトロというものがありますがあれもユニットの考え方を強く持ったものだと思っています。
サッカーで将来は先程の動画のようなユニットによる崩し方は当たり前になってきて、新たな動きや関与する人数の増加、オプションの持たせ方などによって更なる発展を遂げると考えています。
改めてサッカーというスポーツをユニットの側面から捉え直すと、もしかすると戦術の未来が見えるかもしれませんよ、
今日は以上となります~。
昨日はサボってしまってすみません(汗)。
これからもサボることはあるかもしれませんが、ご容赦ください(笑)。
それでは~。( `ー´)ノ